ICOの評価の仕方。我々は今後どうICOを評価していくのか

まとめ(30秒News)
・Chainstone LabsとAtlantic FinancialのCEOのBruce Fentonは、Spacesuit Xという各コイン、トークン、ICOを評価するためのSpacesuit Xという呼ばれるツールを作ったと発表
・同ツールでは各10のスコアを与えられた計10のカテゴリーに対しスコアを付け、全カテゴリーを合算したものを総合スコアとして算出するといったもの。
・柔軟性が高く、投資家やアナリストが各自でカスタマイズすることができる。
・無料かつ、オープンソースであり、多くの人々に利用してもらいたいと望んでいると同氏は語った。
Bruce Fentonは、Chainstone LabsとAtlantic FinancialのCEOである。彼は資産運用業界で25年以上働いており、Bitcoin FoundationとMedici Venturesの理事であり、Satoshi Roundtableイベントの主催者だ。

この意見書ではBruce Fentonが、投資家がICOと仮想通貨を分析することができる判断基準を提供する。

意見書

デジタルな資産は存在している。非常に盛り上がっている時期ではあるものの、質の悪い投資商品や詐欺が急増していることについても懸念すべきである。
それに加え、デジタル資産には、評価するための共通の基準がないのが現状である。一般企業では収益、貸借対照表、その他の指標を確認し、分析することができる。それに対し、デジタル資産の場合、貸借対照表がない場合もある。つまり、あなたは非営利団体に寄付をしているか、APIキーを購入している可能性だってあるかもしれない。
様々な資産を評価するための基準の統一が必要だ。投資家の通貨の選定をサポートするため、各コイン、トークン、ICOなどの投資に対するメリットを分析するためのSpacesuit Xという簡素なツールを作った。

Spacesuit Xとはどういったツールなのか?

Spacesuit Xは、投資家やアナリストがトークン、各コイン、およびICOに関する10項目の頭字語に基づく0-100の評価尺度である。第10のカテゴリーは、分析者が評価のための独自の基準を割り当てることを可能にする「X」カテゴリー。
各カテゴリの初期値は10に設定され、アナリストは各カテゴリを0〜10の間でスコア付けする。例えば、アナリストがビットコインのセキュリティが非常に優れていると感じた場合、9以上と評価することができる。
各カテゴリは合算される。これにより、プロジェクトの最終得点は0〜100といったスコアが算出される。各カテゴリーは10スコア分に初期値として設定されているため、10のカテゴリーのそれぞれ10ポイント、最大スコア100まで加算される。カテゴリーよってスコアの配分を変更することも可能である。例えば、セキュリティが10%だけでなく、プロジェクトの比率の20%を占めると考える人は、スコアを20に変更し、他を調整して合計を100ポイントに調整することができる。
また、アナリストは初期設定のスコア比率に対し独自の画面または指標を追加することもできる。例えば、「セキュリティのスコアを10に設定し、7未満のセキュリティスコアと総合スコアで75未満のプロジェクトは追加しないといったことだ。
アナリストが自分の好みに合わせてシステムを調整するため、かなりの柔軟性がある。例えば、「コミュニティと管理」というセクションには、考慮すべき基準のみが記載されている。この分析プロトコルは、何が良いか悪いかを判断する必要はなく、それは個々のアナリストに任されている。
したがって、アナリストがオープンソースと企業モデルを必要とする場合、アナリストはそれを評価に反映させることが可能だ。あるアナリストは固定供給に重きを置いているかもしれないが、別のアナリストは彼らがいる管轄に応じて会計と法律といった視点からコインを評価するかもしれない。これにより、各アナリストは自分の好みに従って各カテゴリーを評価することが可能になる。
分析するカテゴリーは以下のようになっている:
セキュリティ
どれくらい安全なのか?セキュリティは、あらゆる仮想通貨或いはブロックチェーンプロジェクトの基礎である。考慮すべき要素は、使用されているブロックチェーンのセキュリティ、コイン、プロジェクト、および関連するスマートコントラクトに対するウイルス対策といった管理面など。
投資
あなたはこのトークンやコインで何をするのか?あなたのトークンは、プロジェクトの所得や株式に対し、どれくらいの割合だろうか?あなたはセキュリティ対策をしているのか?APIキーは?今後の収益や保有率は?非営利のテクノロジー組織に寄付したのか?どういった点がが希釈されているのか?発行プロセスはどれくらい公正で透明なのか?
会計と法律
保有分はどのように計算しているのか?公開されているブロックチェーン上では?もしわかるのであれば、そのプロジェクトの事業形態はどういったものであるか?オープンソースなのか?そのプロジェクトに関与する主な開発者、管理者、またはエンティティにとって、重大な法的リスクはあるのか?そのプロジェクトはあなたにとって管轄範囲内であり、合法であるのか?どのようなユーザーの権利が保証されているのか?
コミュニティ、管理、チーム
誰がこのプロジェクトに関わっているのか?コミュニティはあるのか? FOSS(無料およびオープンソースソフトウェア)の場合、誰がどのように、またいつ、開発しているのか?制限があるのか、誰でもアクセス可能なのか?企業もしくは非オープンソースプロジェクトの場合、どういった開発メンバーなのか?実績は?幹部は誰なのか?以前はどのような事業を行なっていたのか?これまでに同様の金額と従業員数を管理できていたのか?
収益
取引規模は?そのプロジェクトおよび業界の収益と予想利益はいくらなのか?予測される成長率は?投機以外の何かのために使われているのか?誰が買っている?彼らは何を支払うのか?最も重要なのは、トークンはこれらの収益にどのように結びついているのか?
需要と供給
供給は固定だが、いくつのコインやトークンが発行されているのか?どうやって?誰が変更することができるのか?保有率の高い人物は誰か?実質市場の強みと時価総額はどのくらいか?現在の取引量で販売やサポートするには十分な市場規模があるのか、それとも取引量が少ないのか?
有用性
プロジェクト、コイン、トークンはどのように使用されているのか?直接使用できない場合は、株式のシェアのようなものとして付与されるのか?使われているアプリケーションは使いやすいか?トークンは価値のある何かを表しているのか?どうやって?そのトークン、コイン、またはプロジェクトは何をするものなのか?それによって解決される問題は何なのか?人々に普及していくのか?その根拠は?
産業/制度に対する支援
企業やベンチャーキャピタリストが参入しているか?取引所にはそのトークンまたはコインに関する細かい説明が記載されているのか?それを中心に事業を行う企業はあるのか?プロジェクトには主要な産業界または非産業界のパートナーと提携を結んでいるのか?市場全体の方向性はどのようになっているのか?業界の状態はどうであるか?競合はどこなのか?どういった企業がその業界を牽引していくのか?
技術
技術的な詳細は何ですか?ブロックチェーンを使用している場合は、ブロックチェーンが本当に必要であるのか?どれくらいテストされているのか?ブロックチェーンのスピードと効率における欠点はあるのか?あるのであれば、どうして?このブロックチェーンはオープンソースなのか、認定を受けているのか?ブロックチェーンは検閲にどういった対応をしているのか?技術を用いた匿名機能にはどのようなものがあるのか?
X
他にどのようなカテゴリーを含めるべきか?全体の論文は何なのか?
なぜ市場はそれに価値があるのか?他にどんなリスクがあるのか?
Xは、見落としていた基準を追加するためのものだ。
評価カテゴリー
セキュリティ:スコア0〜10 ___
投資:スコア0-10 ___
会計と法律:スコア0〜10 ___
コミュニティ、管理、チーム:スコア0-10 ___
収益:スコア0〜10 ___
需要と供給:スコア0〜10 ___
ユーザビリティ:スコア0〜10 ___
産業/機関:スコア0-10 ___
テクニカル:スコア0-10 ___
X:スコア0〜10 ___
合計:スコア(0-100)____
他のアナリストがSpacesuit Xメソッドを使用してトークンを評価し、それぞれの見解に役立てくれれば本望だ。このツールは、Creative Commonsライセンスの下で公開されており、無料でオープンソースである。誰もが分析できるように、十分な柔軟性を持たせた。多くの人々が適切に利用することを心から望んでいる。
(翻訳本文

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